今日もウィーンは雨模様、しかも雷鳴轟く凄まじい雰囲気になっていました。
かつての栄光を再び、という"無敵艦隊"スペインと
名将ヒディンクに率いられ、若さと展開攻撃でここまで来たロシア、
きっと見ていて面白いゲームになるだろう、と誰もが思う一戦です。

とにかく攻めのリズムに乗った方が有利となるだろう両チーム、
ゲーム開始直後から激しい攻撃の応報となりました。
当初は両チームが拮抗していたかに見えたのですが、
まもなくスペインが流れを掴んで、少ないボールの支配率でも
有効な攻撃と守備ほ見せるようになって行きました。
後半もゲームはスピーディに展開します。
特にスペインが攻撃がしていく場面が目に見えて増えて来ました。
そして後半5分、イニエスタが先制ゴール。
その後、後半10分頃から両チームとも、立続けに2枚ずつ交替のカードを切ります。
スペインは33分、既に怪我をしたビジャと交代してセスクが入っていますから
3人、すべてを使ったこととなりますし、外したシャビ、トーレスも
決してパフォーマンスが悪いという程ではありませんでした。
(これだけ押しているのに得点出来ない、というのは悪い流れではありましたが)
ところがこの采配が効果を見せました。
73分、トーレスに代わって入ったグイサが追加点。 2−0とします。
失意のロシアのサポーターをどん底に陥れたのはこの10分後、
82分、シルヴァがだめ押しの追加点を上げます。

試合はこのまま3−0で終了。

戦前は誰もが予想しなかったであろう大差でのスペインの勝利となりました。
最終決戦、ドイツとの決勝戦は29日、日曜日となります。
(日本時間30日午前3時45分)
ネガティブ発言になってしまいますが、ここに来てスペイン有利の見方が多くなっていますね…